■ ドイツの「移民文学」
商品コード: 978-4-7791-2313-9
(ヨミ: ドイツノイミンブンガク)他者を演じる文学テクスト
浜崎 桂子/著
〈発売日:2017/3/9〉
四六判・上製、351ページ
(サイズ:195×135×26mm)
定価 3,600+税
内容紹介/目次
戦略としての「他者性」と獲得される普遍性ーー
移民や外国人=「他者」と刻印された
マイノリティである彼/彼女らが育む
「移民文学」とドイツ文学の行方。
ドイツにおける「移民文学」の
草創期(1980 年代)から2010 年頃までの情況を
踏まえ、「移民」作家たちがいかに創作したか、
どのようにドイツ社会に受容され、
また彼らが社会といかに切り結んだかを考察。
トルコ系ドイツ作家を中心に、
日本で紹介されることの少ない
「移民」ドイツ文学の現状を、
各作家の紹介・作品論ともあわせて概観。
【本書で論じられる主な作家】
アイセル・エヅアキン
ラフィク・シャミ
エミネ・セヴギ・エヅダマ
アラス・エーレン
フェリドゥン・ザイモグル
ヤーデ・カラ
【目次(予定)】
序 名付けることのジレンマと可能性
第1章 概念史と概念をめぐる議論
第2章 「他者」を名乗ること、
「他者」という呼称から逃げること
第3章 メッセージとしての文学
第4章 異言語の戦略的使用
第5章 エスノグラフィーとしての移民文学
第6章 「他者を書く」こと、
「他者が書く」こと
結論 「他者」の物語を読むこと
著訳者プロフィール
浜崎 桂子/著
(ハマザキ ケイコ)
はまざき・けいこ
立教大学異文化コミュニケーション学部教授。
ドイツ文学。