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■ トランスパシフィック・エコクリティシズム

¥4,180 税込
商品コード: 978-4-7791-2614-7
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(ヨミ: トランスパシフィックエコクリティシズム)物語る海、響き合う言葉

伊藤 詔子、一谷 智子/編著 他

〈発売日:2019/9/17〉
 A5判・上製、360ページ
(サイズ:215×155×26mm)
 定価 3,800+税

内容紹介/目次

環太平洋地域を中心に展開する環境に関わる文学と文化内のテクスト・自然・社会関係を考察するエコクリティシズム論集。米、台湾、豪他多数の論者と共に、太平洋を横断・縦断する文学論からエコクリティシズム新潮流を生み出す

まえがき
トランスパシフィック・エコクリティシズムの航路を拓く
(伊藤詔子)

序――トランスパシフィックな想像力と
経験のエコクリティシズム
(スコット・スロヴィック/城戸光世訳)

    Ⅰ  太平洋を横断する語り手たち

1 閃光とゴースト――更新する〈ヒロシマナラティヴ〉
(伊藤詔子)
2 環太平洋の地図を紡ぐ足跡
――ナナオ サカキと文学的伝統
(塩田弘)
3 フォークナー、三島、莫の自然・文化・ジェンダーの表象
(クリストファー・リーガー/松岡信哉訳)
4 ディヴィッド・マス・マスモト、フード・ポルノ、
食運動の政治学
(セレナ・チョー/水野敦子訳)
5 海を越えたエコモンスター――ゴトーの『カッパの子ども』
における種とセクシュアリティの交錯
(岸野英美)
6 収容所をめぐる三つのテキスト――カレン・テイ・ヤマシタ
の『記憶への手紙』におけるポストコロニアルポリティックスの攪乱
(牧野理英)

    Ⅱ  気候変動、エコディストピア、アクティヴィズム

7 気候の暴力、抵抗の精神――チャンネ・リー『その満潮の海に』
とルイーズ・アードリック『生ける神の未来の家』
(マイケル・ゴーマン/松永京子訳)
8 気候変動の遅い暴力と新たなドリーミングの創出
――アレクシス・ライトの『スワン・ブック』にみる
貧者の環境主義
(一谷智子)
9 人新世と向き合う演劇――マラゲクの『空を切る』
(ヘレン・ギルバート/一谷智子訳)
10 マーシャル諸島から太平洋を越えて
――キャシー・ジェトニル=キジナーとロバート・バークレー
による戦争・核/ミサイル実験・地球温暖化の表象
(小杉世)
11 極北の化学物質汚染――狩猟採集民の自然観を理解する
(林千恵子)
12 ブラジル文化における環境主義
――女性、インターネット、コーデル文学
(セリア・ボラ/吉田美津訳)

    Ⅲ  環太平洋圏の核表象

13 クジラと原子炉――世界の捕鯨文学からの批評的視座
(湊圭史)
14 「ナガサキ」を語り直す
――スーザン・サザード『ナガサキ 核戦争後の人生』
(高田とも子)
15 終わりの後に
――ポストアポカリプス小説とトランスパシフィックな想像力
(松岡信哉)
16 ジョナサン・フランゼンの『ピューリティ』における
核とリアリズム
(川村亜樹)
17 ダグラス・コープランド文学における閃光・爆発・きのこ雲
――世代論としての核表象からエネルギー問題の啓発へ
(荒木陽子)
18 オクトジラ、海を渡る――循環するウランの物語
(松永京子)
19 身体的フィールドワークと危険な芸術
――ピーター・ゴインと核の風景の制作
(シェリル・グロットフェルティ/伊藤詔子訳)

著訳者プロフィール

伊藤 詔子/編著
(イトウ ショウコ)
広島大学名誉教授。専門はアメリカ文学、環境文学、核文学。
単著に『ディズマル・スワンプのアメリカン・ルネサンス──ポーとダークキャノン』(音羽書房鶴見書店、2017)、『はじめてのソロー──森に息づくメッセージ』(NHK 出版、2016)、『よみがえるソロー』(柏書房、1998)、『アルンハイムへの道』(桐原書店、1987)。共著に「オバマのヒロシマ・スピーチを聴く」『アメリカン・マインドの音声』(小鳥遊書房、2019)、“Gothic Windows in Poe’s Narrative Space.” Poe’s Pervasive Influence(Le High UP, 2012)、事典記事に“American Nuclear Literature on Hiroshima and Nagasaki”(Oxford Research Encyclopedia, 2017)、訳書にT. T. ウィリアムス『大地の時間──アメリカの国立公園、わが心の地形図』(彩流社、2019)他。

一谷 智子/編著
(イチタニ トモコ)
西南学院大学教授。専門はオーストラリア文学、環境文学、核文学。
共著に「核時代の到来を予言した作家──H. G. ウェルズ『解放された世界』からヒロシマへ」『架空の国に起きる不思議な戦争──戦場の傷とともに生きる兵士たち』(開文社出版、2017)、「燃えゆく世界の未来図──マリー・クレメンツの劇作にみるグローバルな環境的想像力」『エコクリティシズムの波を超えて──人新世の地球を生きる』(音羽書房鶴見書店、2017)、“Negotiating Subjectivity: Indigenous Feminist Praxis and the Politics of Aboriginality in Alexis Wright’s Plains of Promise and Melissa Lucashenko’s Steam
Pigs.” Postcolonial Issues in Australian Literature(Cambria P, 2010)、論文に「核批評再考──アラキ・ヤスサダのDoubled Flowering」『英文学研究』89 巻(2012)、訳書にケイト・グレンヴィル『闇の河(オーストラリア現代文学傑作選)』(現代企画室、2015)他。

松永 京子/編著
(マツナガ キョウコ)
神戸市外国語大学准教授。専門は北米先住民文学、核・原爆文学、環境文学。

単著に『北米先住民作家と〈核文学〉──アポカリプスからサバイバンスへ』(英宝社、2019)。共編著に『エコクリティシズムの波を越えて──人新世の地球を生きる』(音羽書房鶴見書店、2017)、共著に『〈原爆〉を読む文化事典』(青弓社、2017)、“Radioactive Discourse and Atomic Bomb Texts: ?ta Y?ko, Sata Ineko, and Hayashi Ky?ko.” Ecocriticism in Japan (Lexington Books, 2017)、 “Bridging Borders: Leslie Marmon Silko’s Cross-Cultural Vision in the Atomic Age.” Critical Insights: American Multicultural Identity(Salem P, 2014) 他。

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