■ 僕は美しいひとを食べた
商品コード: 978-4-7791-2784-7
(ヨミ: ボクハウツクシイヒトヲタベタ)
チェンティグローリア公爵/著、大野 露井/訳
〈発売日:2022/2/3〉
四六判・上製、280ページ
(サイズ:195×135×22mm)
定価 2,400+税
内容紹介/目次
なぜ男は「美しいひと」を食べたのか。「真実の愛の行為」としての食人の姿とは。この、妖しい輝きを発する告白体の小説こそ、カニバリズム文学のイデアへの最接近を果たした奇書と呼んでも過言ではない。独文学の奇書を邦訳!
原書名: Ich fraß die weiße Chinesin. Ein Menschenfresserroman.
著訳者プロフィール
チェンティグローリア公爵/著
Duca di Centigloria
本名ヨハネス・クーデンホーフ=カレルギー(1893-1965)。
オーストリア=ハンガリー帝国公使であったハインリヒと青山光子の長男。ロンスペルクの領主であったが、二度の大戦で財産の大部分を失い、晩年はレーゲンスブルクで過ごす。欧州連合の父とも称される著述家のリヒャルトは弟。
大野 露井/訳(オオノロセイ)
1983年生れ。法政大学国際文化学部准教授。
訳書に『リリアン卿 黒弥撒』(ジャック・ダデルスワル=フェルサン 著、大野露井 訳、国書刊行会、2016年)、『魔宴』(モーリス・サックス 著、大野露井 訳、彩流社、2020年)がある。